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衰弱(すいじゃく/Wea kened)


ステータス
FF11  衰弱(すいじゃく /Weakened)
ステータス異常のひとつ。
衰弱して最大HPと最大MPが著しく下がった状態 *1。同時に100%のスロウ効果も現れる。

    * 戦闘不能後にレイズなどで蘇生した場合にこの状態になる*2。
    * 衰弱は5分間継続し、自動的に回復する。
    * ステータス異常ではあるものの、PCが行使可能な魔法やアイテムによる治療及び効果時間の短縮は一切出来ない*3。
    * 現状では、カンパニエのゲストNPC「Ferreous Coffin」の特殊技「レヴィヴィセンス」のみが衰弱状態を治療できる*4。


以前は衰弱中のスロウ効果は特殊なもので、魔法のヘイストは反映されず、ファストキャストやヘイスト装備、呪歌のマーチの効果でしか間隔を縮められない仕様であったが、2008年3月11日のバージョンアップ時にこっそり*5単なる100%スロウに変わった。
上書き関係としてはスロウ ヘイストとは別枠で効果が重複するため、100%のスロウをヘイスト マーチの効果で短縮することができる。そのため、それまで不可能であった、衰弱中に自己ヘイストをかけてレイズのリキャストを縮めることなどが可能になっている。

なお、衰弱中は魔法のリキャストが2倍になる以外に、攻撃間隔も2倍になる。このため、間隔の広い両手武器を一旦しまうと、次に抜刀できるようになるまで相当の時間を要することがある。

衰弱から回復すると最大HPと最大MPは元に戻るが、現HPと現MPはそのままなので、例え衰弱中にヒーリングしていたとしても、回復直後は必ずHPが黄色以下になる。よって生命感知の敵が近くにいるような場所で回復待ちするのは危険である。「スニークをかけていれば安心」と気を抜いてしまう失敗談が時々聞かれる。
この仕様により、行動に制限のかかる時間は実質5分よりも長くなり、高レベルのソロなどで支援を得られない場合は長時間ヒーリングを強いられ、時間制限のあるコンテンツでは大きな足かせになる。

衰弱中更に戦闘不能になった場合のペナルティ
→2005年7月19日のバージョンアップで、「衰弱中に再度戦闘不能に陥り、その後蘇生した場合」の衰弱中は、通常の衰弱ペナルティに加え、物理攻撃力の低下(0ダメにしかならない)、魔法攻撃力が0 、飛攻 飛命が最低値まで減少するようになった。
公式にはこの状態に呼び名が付けられておらず、プレイヤー間での呼称も「再衰弱」「強衰弱」「レスキル*6」など多岐にわたり、統一されているとは言えない。しかし、ある程度の熟練プレイヤーであれば『二度死んだ』などと言うだけでも意図は通じるだろう。

ここでいう魔法攻撃力とは、ジョブ特性「魔法攻撃力アップ」などで増加する魔法ダメージ計算の係数のこと。これが 0 になるとグスタのハチにHQ風杖INT100オーバーの印トルネドをぶちかましてもダメージが 0 になる。

 

このような修正が入った背景としては、狩人*7や黒魔道士*8を主体としたゾンビアタックにより、多くのBFでゴリ押しが成立してしまっていたことへの懸念と、黒魔道士の場合は特定のENMクエストにおいて精霊→スリップ魔法→死→蘇生→ヒーリング→スリップ切れ→最初に戻るというルーティンでソロ撃破が可能であったことが問題視されたという事情があった。

魔法攻撃力は0になってしまうが、魔法命中率は不変のため、ブラインなど弱体魔法や暗闇の術などは通常通り使える。またドレインは魔法攻撃力の影響を受けないことや、ペットも本体の状態に影響を受けないこと、物理系青魔法の攻撃力*9も強衰弱の影響を受けず、これらは平時と変わらない威力を発揮してくれる。
衰弱中はおとなしくヒーリングや後方支援に徹する*10ことが多いと思われるが、制限時間や人数制限が厳しいBFなども少なくないため、覚えておいて損はないだろう。

戦闘不能以外による衰弱

 * デュナミスエリアに再入場した場合には衰弱状態になる。この場合の衰弱時間は通常より長く10分となっている。
    * シーフがシーフツールなどを使っての宝箱の解錠に失敗した場合、ペナルティとして衰弱状態になることがある*11。
    * 青魔法の自爆を発動すると、その後衰弱状態になる。詳しくは「自爆」の項を参照されたい。


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