「MONSTER CRY」は,とにかくバトルを楽しみたい人にぴったりの,硬派なカードバトルRPGだ
ライター:トリスター/慈空宇砂利
ドラクエ10 RMTインターネットジャパンがこの夏にサービスを開始したばかりの「MONSTER CRY」(iOS / Android)は,ダークファンタジーを題材にしたカードバトルRPGである。韓国Monster Smileが開発した本作は,すでに全世界で100万人以上のプレイヤーを獲得している人気作だ。
「MONSTER CRY」プロモーションムービー
プレイヤーは,美麗なカードを収集し,お気に入りのカードを育成しながら,さまざまなモードでカードバトルに挑むことになる……という説明をすると,もはやおなじみと言っても差し支えない“いつもの”作品のようではあるが,本作のバトルシステムには,大きな特徴がある。
多くのモバイル向けカードゲームのバトルシステムは,コスト内に収まるようにデッキを構築し,デッキに組み込んだカードの総合数値を比較して決着をつけるというスタイルが採用されている。一方で本作は,戦闘ごとに運と戦略性が問われる,オリジナリティの高いバトルシステムが採用されているのだ。
今回はこのあたりを中心に,本作の魅力を紹介していこう。
ダウンロードは無料。一部アイテムの購入に必要な「CP」が有料だが,報酬などで手に入る機会も多い

「MONSTER CRY」公式サイト
iOS版「MONSTER CRY」DLページ
Android版「MONSTER CRY」DLページ
バトルシステムこそが本作最大の特徴であり
最も熱くなれるポイントだ
MONSTER CRYでは,最大3枚でデッキを組み,戦闘時にはその中から選んだ1枚のモンスター(カード)と,敵のモンスター(カード)が1対1で戦うことになる。
バトルシステムは,配られた「アクションアイコン」の種類と個数を選んで行動を決定するという,コマンド選択式だ。順を追って詳しく解説しよう。
アクションアイコンには攻撃,防御,スキルの3種類があり,戦闘が始まるとランダムで三つ配られる。“攻撃,攻撃,防御”という組み合わせであったり, “攻撃,防御,スキル”であったり,“スキル,スキル,スキル”であったりと,さまざまな組み合わせになるわけだ。ここでプレイヤーは,いずれか1種類のアイコンを選ぶことでコマンドが決定する。
このとき,攻撃を一つ選べば最小単位の攻撃力で,二つ,DQ10 RMT三つと数が増えるほど,高い攻撃力となる。アクションアイコンはターンごとに必ず三つ配られ,最大で五つまでストックできるため,同時に五つをフルに消費しての強力な攻撃も可能だ。
防御も攻撃と同様,アクションアイコンを好きな数だけ選んで行動を決定する。なお,本作においては防御を行うと,ダメージを吸収するシールド効果が発生する。もちろん,消費したアイコンの個数が多いほど,吸収可能なダメージ量は多くなる。なお,シールドの耐久力が0にならない限り,次ターン以降にも持ち越されるので,タイミングを見計らって張っておきたいRMT。