「キネマ51」: 第11回上映作品は「ABC・オブ・デス」
テラ RMTグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が支配人を務める架空の映画館,「キネマ51」。この劇場では,新作映画を中心としたさまざまな映像作品が上映される。第11回の上映作品は,全26編,1作品5分の短編オムニバスホラー「ABC・オブ・デス」。支配人の盟友・山口雄大監督も参加している作品だ。
「ABC・オブ・デス」
7/30(土)新宿武蔵野館ほかにて全国順次レイトショー公開
配給:キングレコード
(C)2012 Magnolia Pictures LLC & ABC’s Of Death Film Limited.
映画「ABC・オブ・デス」公式サイト
関根:
今回もオムニバス作品ですね。
須田:
そうですね,キネマ51的ショートムービー三部作とでもいいますか。
関根:
TERA RMT「SHORT PEACE」(関連記事),「V/H/Sシンドローム」(関連記事)と続いて,今回は全26編もの作品からなるオムニバス,「ABC・オブ・デス」。
須田:
まずはショートムービーって,数ありゃいいってもんじゃないってことは,分かりましたね。
関根:
いきなり辛口ですね。
須田:
短編オムニバスとは,SHORT PEACEみたいなもののことをいうんだなと。大友さんは何本も短編を作られているじゃないですか。まあ,こなれているといいますか,いい構成だったんだなと,つくづく思いましたね。
4Gamer:
一つのパッケージにまとめるにあたっての,クオリティコントロールが行き届いているというか。
関根:
そうですね。
今回の作品群は,すべて“死”をテーマにしていて,短編のタイトルをアルファベット順に並べていくというコンセプトで,それ自体は面白いんですけど,ちょっと内容がバラバラすぎて。それが1作品5分で切り替わっていくので,見ている側にとっては,ちょっとたいへんでしたね。全部で2時間ちょっとありますから。
須田:
やっぱり長いですよね。
関根:
ちなみに,TeTさんは今回もチラ見ですか?
4Gamer:
Mぐらいまで頑張ってたんですけど,途中で出ちゃいました。
関根:
今回,ついに!
4Gamer:
はい。分かった,もういい! という感じで。
関根:
支配人は全部観ましたよね?
須田:
もちろん観ましたよ。
関根:
全26本の中で,コレ! っていうものありましたか?
須田:
まっ,そもそも今回は,友人の山口雄大監督が参加しているからという目的があったから観たんですけどね。雄大さんの作品「Jidai-Geki 時代劇」と,もう一つ,ブルドッグ顔のパイロットと,ネコ顔のストリッパーの着ぐるみが登場する異色ホラー,ノルウェーのトーマス・マリング監督作,「Hydro-Electric Diffusion 水電拡散」の2本が秀逸でしたね。面白かったですRMT。