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PSO2 RMT使い勝手の良さはV3SA譲り。ペアリングも簡単に行える


  HORIのPlayStation 3用新作アーケードスティック「ワイヤレス リアルアーケード Pro.V3 SA」(以下,WRAP)が,ファンタシースターオンライン2 RMT2013年8月3日に発売された。WRAPは,同社のフラッグシップ製品であるアーケードスティック「リアルアーケード Pro.V3 SA」(以下,V3SA)をベースに,さらにBluetoothによるワイヤレス接続にも対応した,ワイヤレス/ワイヤード両対応の製品だ(関連記事)。

  業務用パーツを使ったアーケードスティックでは,初のワイヤレス対応製品ということで,使い勝手が気になっている人は少なくないハズ。とくに,ワイヤレス接続によるケーブルレス環境に魅力を感じる人にとっては,遅延の具合が気になるところだろう。本稿では,ワイヤレス接続時の遅延にフォーカスを当て,使い勝手を検証してみたので,その結果をレポートしてみたい。

  使い勝手の良さはV3SA譲り。ペアリングも簡単に行える

  ワイヤレス接続の検証を始める前に,まずはWRAPの基本部分について,あらためて紹介しておこう。冒頭でも述べたとおり,WRAPのベースは,同社のフラグシップ製品であるV3SAだ。そのため外観などは,ほぼV3SAのそれを踏襲した形状となっている。あえて違いを探すとすれば,赤から青ベースに変わった天面デザインの配色と,天面左下に描かれたロゴマークくらいのものだろう。なお天面右上に配置された設定パネルにも若干の変更があるが,これについては後述する。

  天面上部からの写真。[START]ボタンが主要8ボタンの右側に配置されている。左下にはWRAPの製品ロゴがデザインされている

ワイヤレスアケコン時代がついに到来か。HORI製「ワイヤレス リアルアーケード Pro.V3 SA」の遅延を徹底検証してみた


  では中身はどうなのかといえば,これもV3SAと変わらない。型番に「SA」とあることからも分かるように,レバーとボタンは三和電子製の汎用パーツが採用されている。ボタンは「OBSF-30」と「OBSF-24」,レバーは「JLF-TP-8YP-SKU」で,いずれもゲームセンターでお馴染みの,ド定番部品だ。

  なおボタンレイアウトは,タイトーの汎用筐体「VEWLIX」準拠である。

  本体背面にはUSBケーブルの収納ボックスが用意されており,ケーブルを収納することでスマートに持ち運べるようになっている。この辺りもV3SAと変わらない

ワイヤレスアケコン時代がついに到来か。HORI製「ワイヤレス リアルアーケード Pro.V3 SA」の遅延を徹底検証してみた


  ワイヤレス対応のためか,重量こそV3SAから0.1kg増えた2.3kg(公称値)となっているが,実際に触ってみてもV3SAとの違いを感じるのは難しい。端的に述べて,ワイヤード接続時の使い勝手は,ほぼ同一と考えてよいだろう。

  PSO2 RMT同梱のマニュアルより。ペアリングの方法

ワイヤレスアケコン時代がついに到来か。HORI製「ワイヤレス リアルアーケード Pro.V3 SA」の遅延を徹底検証してみた


  では,ワイヤレス接続時はどうか。

  WRAPをワイヤレス接続する場合には,PlayStation 3の標準コントローラである「DUALSHOCK 3」と同様,最初にPlayStation 3本体とのペアリングを行う必要があり,まずこの部分の手順が気になるところだろう。WRAPでは,この操作に2つの方法――「Bluetooth標準ペアリング」と「シンプルペアリング」が用意されていて,比較的簡単にペアリングが行える。

  Bluetooth標準ペアリングでは,通常のBluetooth機器と同じくPlayStation 3の設定メニューから設定を行うことになるが,シンプルペアリングの場合は,設定パネルからモードをBlutoothに切り替えたうえで,本機を PlayStation 3とワイヤード接続し,[PS]ボタンを押すだけという簡便さだ。

  ただし,本機をワイヤレス接続で使う場合には,PlayStation 3のシステムソフトウェアのバージョンが4.40以上である必要がある。たいていの場合は自動でアップデートされているだろうが,場合によっては確認が必要かもしれないので,念のため頭に入れておきたいRMT

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