オープニングムービー初公開や開発スタッフのトークショーで盛り上がった「LIGHTNING RETURNS:FINAL FANTASY XIII」体験会をレポート
2013年7月27日, アイオン RMTPlayStationの公式コミュニティ「プレコミュ」のユーザーやスクエニ メンバーズ,PlayStation Plusの会員を対象にした「LIGHTNING RETURNS: FINAL FANTASY XIII」(PS3 / Xbox 360,「LRFFXIII」)の体験会が開催された。
製品とほぼ同等のバージョンが1時間にわたって試遊できたり,開発スタッフによるトークショーが行われたりと,ファン垂涎の内容だったイベントの模様をお伝えしたい。
ルクセリオにも行けた,初公開シーン目白押しの試遊
まずは,本作のプロデューサーを務める北瀬佳範氏が登壇して挨拶を述べ,続いて「LRFFXIII」の試遊が始まった。ここで筆者が驚いたのが,試遊版にオープニング映像が入っていたこと。E3 2013や,イベント「お台場合衆国」などに出展された試遊版へつながる,一連の物語の流れが明らかになったのだ。
ここで描かれていたのは,すでにスクリーンショットも公開されている,ライトニングとスノウの戦闘シーン。E3でプレイできた試遊版では,スタート地点に氷のような巨大なオブジェがあったので,もしやとは思っていたが……。
2人がなぜ対立することになったのか,非常に気になるところだとは思うが,詳細は製品版までのお楽しみにしてほしい。
北瀬氏の挨拶で体験会はスタート。また,入り口には鳥山 求氏からのメッセージも
序盤の展開は,E3のプレイレポートなどで語られているとおり。バトルのチュートリアルとして用意されているパートということもあり,初めてプレイする参加者でも,新要素であるスタイルチェンジなどを試しつつ,ラストでルミナが呼び出したモンスター,ザルティスを「ノックアウト」させるなど,うまくバトルをこなしているようだった。
しかし,中には,雑魚モンスターの弱点をいち早く見抜いて,速攻でノックアウトさせたり,ザルティスをガイド通りに倒さず,なかなか死なない相手であることを利用してかいろいろなアビリティを試したりする猛者の姿も。チュートリアルとはいえ,それぞれのスタイルで,本作のバトルを楽しんでいるようだった。
ちなみに,これまでに公開された試遊版では,このザルティスを倒すところまでしか遊べなかったが,今回は製品版と同様の要素が入っているバージョンで,しかもプレイ時間は1時間とたっぷり。その後の展開も楽しめた。
簡単に説明すると,ザルディスを倒したあと,いったんホープのいる箱舟(The Ark)へ。ここで一息ついて,ライトニングが「FFXIII」「FFXIII-2」を経て,「LRFFXIII」において解放者になるまでのこと,解放者の役目,なぜか少年の姿に戻っているホープの近況など,現在の状況確認が行われる。このあたりは前作を遊んでいないユーザーへの配慮ともいえそうだ。
このあと,ホープからウェアや武器などをもらい,ライトニングのカスタマイズができるようになったところで,神ブーニベルゼを崇める宗教都市“光都ルクセリオ”へと向かうことになる。
AION RMTシステムを確かめるようにじっくり戦う人,サクサク先を急ぐ人など,遊び方は人それぞれだった
ルクセリオでも,それまでいた“ユスナーン”と同様に,チュートリアル的な要素が強い展開となる。バトルはほとんどない代わりに,クエストの基本が学べるという印象だ。クエストの種類はさまざまで,単純な聞き込みによる証拠集めから,人探し,NPCの護衛,人物の尾行などがプレイできた。
また,ライトニングの使命である「魂の解放」の過程も,改めてここで描かれるようだ。問題が解決し安息を得たことで人々の魂が解放されると,ライトニングの胸の飾りに魂が吸い込まれていくのは,モンスターを倒したときと変わらないのだが,どうやら解放したからといって,即その場で死んでしまうということではないらしい。
ルクセリオにはショップもあり,ウェアやデコレーション(性能に関係しないアクセサリなど)の購入が可能だったほか,購入したものでさらなるカスタマイズを試すこともできた。ウェアは結構なペースで手に入るようで,80種類近くあるというのはもうなずける。
デコレーションには眼鏡やピアスなどがあった。街でアビリティなども拾うことができるようで,早速ブリザラなどを入手している参加者もいた。クエストを紹介してくれる「チョコリーナ」もここで登場したのだが,このシステムを「要は掲示板だろ」とばっさり切り捨てるライトニングには思わず笑ってしまった。さすがライトニングさん……。
そうこうするうちに,あっという間に1時間が経過し,試遊は終了。ボス戦も交えたバトルに加え,多彩なクエストを体験できるなど,がっつりゲームを遊べたという印象だったRMT。