FF14 RMT プレイヤーが楽しめるオンラインゲーム
有料サービスの継続と新システムの投入を同時進行するというのもかなり大胆な施策だが,そのロードマップまでもが公表されたのだから,極めて衝撃的である。こうした前代未聞の発表の真意はいったいどこにあるのか,そして今後のFFXIVは何を目指しているのか。FFXIVのプロデューサー兼ディレクターを務めるスクウェアエニックスの吉田直樹氏に聞いてみた。2011年10月14日に,FF14 RMT有料サービス開始の告知をはじめとして,FFXIVに関する大きな発表が行われました。その意図するところなどを,改めて教えていただけますか?
しかし,そう判断してもその時点で,もちろん今現在でも遊んでいる方がいらっしゃいます。僕は,その多くのお客様がFFXIVのみならず,今後のスクウェアエニックスにとって大切なお客様だと捉えていますし,その意識は運営/開発チームはもちろん,会社の上層部も強く認識していました。ff14 rmtそこでプレイを続け,応援してくださる方々がいる限り“絶対にサービスを停止しない”こと,そして“ゲームとして一定の品質が達成できることと,作り直しのための徹底した計画ができ上がるまでは絶対に有料サービスに移行しない”こと,この2つのポリシーを決めました。これが2011年1月。つまり我々はこの 10か月近く,現行のFFXIVの運営とアップデート,MAP全域を含む,いくつかの根本的な作り直しという,2つの案件を同時進行していたことになります。
T現在までの進捗を含めて,まとめてご報告,というのは確かに今回が初めてですが,プレイヤーの皆さんには,公式フォーラムを通じて,MAP/サーバー/UIに関しては,根本的に作り直しています,とはお伝えしてきました。ただ,新システムも含めて,今回発表させていただいた規模であることを,これまで意図的に伏せてきたのは事実です。新体制スタートの初期段階で「運営もします,作り直しもします,しかも同時並行です!」と表明してしまうと,FF14 RMTどちらか一方の──この場合は,主に現行の運営の手を抜くのではないかと,プレイヤーの皆さんにご心配をおかけしてしまいかねません。あとは「絶対無理だろう」とも。
また新生FFXIVについて,これまで発表しなかった理由を別の角度でご説明すると,お客様と,当時新体制と呼ばれた我々の間に,信頼関係を築かせていただく必要があったからです。おそらくお客様にとっては,いきなり新体制と言われてもピンとはこなかったと思うのです。そもそも新体制を率いる僕自身が「ファイナルファンタジー XI」(以下,FFXI)のスタッフでもありませんでしたし,これまで開発者としてメディアの取材を受けることも避けていましたからRMT。