ネクソンポイント RMT 決済を導入
オンラインゲーム配信事業を行うネクソンジャパンは,Eコマース事業者向けに決済/物流のトータルサービス「econtextゲートウェイ」を提供しているイーコンテクストと提携し,(火)よりプレイ料金の課金決済手段にイーコンテクストの提供するコンテンツID決済を導入すると発表したネクソンポイント RMT。
これに伴い今回販売が開始される「NEXONクーポン」は,PC向けゲームポータルサイト(ネクソン)で,デジタルコンテンツの購入などに利用できるオリジナル電子マネー。6月20日より,全国約1万5000店のコンビニエンスストア(ローソン/ファミリーマート)で「NEXONクーポン」が購入可能となる。
また,今回の課金方法追加を記念して,同日より「NEXONクーポン販売スタートキャンペーン!」が実施される。今回導入されたコンテンツID決済を利用して,NEXONクーポン1000/1500/3000/5000/10000のいずれかを決済した人の中から,抽選で100人に一人「購入ポイントが倍増」となるキャンペーンとなっている。「NEXONクーポン」とキャンペーンについての詳細は,下記のリリースを参照してほしい。
NEXON POINT RMT なお,昨日のニュース(では,ガンホー・オンライン・エンターテインメントがプリペイド式電子マネー事業に参入することをお伝えした。どちらも,現在のプリペイド式決済の主流を占めているWebMoneyではなく,独自のプリペイドクーポンを導入するという点がミソといえる。
オンラインゲーム業界のみならず,企業からの個人情報の流出が相次ぐ中で,各社とも個人情報保護は一番頭の痛いところ。ユーザー側から見ても,オンライン決済に不安を感じる人もいるだろう。
そのような中で,個人情報の登録が必要ないプリペイド式決済の導入は,メーカー側/ユーザー側の双方から見ても安心感/お手軽感というメリットがある。メーカー側には,独自のプリペイドクーポンを用意することで,顧客を囲い込もうとする意図もあるのだろう。また,メーカー各社が独立したクーポンを用意するウラには,WebMoney決済にかかる手数料を削減する狙いもあるのかもしれない。とはいえ,プリペイド決済システム導入にかかる莫大なコストを考えると,果たしてどれほどのメリットといえるのかは疑問が残る。
ユーザー側から見ると,クレジットカードを持たなくても,コンビニで気軽に購入できる点はメリットといえる。しかしその一方で,タイトルごとに対応したクーポンを購入する必要があったり,クーポンの端数が出てしまったりといったデメリットも当然ある。さらに今後,同様の独自クーポンが乱立され,結果的にユーザーの利便性を損なうことにならないように願いたいRMT。