「AION」“Episode 3.0”の概要も明らかになった
エヌ・シー・ジャパンは12月28日と12月29日の2日間,オフラインイベント「エヌ・シー・ジャパンが行く 10th Anniversary 感謝祭」を,東京のベルサール汐留にて開催している。
初日となる本日は,「The Tower of AION」と「リネージュ」を中心に,さまざまなユーザー参加型イベントが行われたほか,今後予定されているアップデート情報も明らかにされた。本稿では両タイトルの新情報を中心に,イベントの内容をレポートしていこう。
「AION」の次期大型アップデート
「Episode 3.0」の導入は2012年春!
まずは,MMORPG「The Tower of AION rmt」のカンファレンスで発表された,「Episode 3.0」の内容から紹介していこう。Episode 3.0は,AIONでは久々となる大型アップデートだ。マイキャラのレベルキャップが従来の55から60に開放され,膨大な量のコンテンツが追加されるが,会場内がひときわ盛り上がったのは,新要素「ハウジング」の導入に関する発表だった。
Episode 3.0では,天族と魔族の首都エリアのすぐ隣に,ハウジング専用の広域エリア「エリアン」「ペルノン」が追加される。そこには,プレイヤーキャラが自由に家を建てられるのである。エリアがインスタンス形式ではなく,ワールド内に直接存在しているところがポイントだ。
景観はリゾート地そのもので,のどかな森林や海岸線が見えるほか,紅葉や積雪など,四季による変化も確認できる。
マイキャラが建てられる家には5種類のランクが用意されている。ディーヴァなら誰でも建築できる「テラスハウス」をはじめ,ワールド内にたった4軒しか建てられない「豪華邸宅」といったものもあるそうだ。
屋内には家具などで飾り付けができるほか,アイテムをクローゼットに保管したり,食事で強力なバフが得られたり,知人の家を登録することでワープできたりと,直接的なメリットを得ることもできる。
新たな広域エリアが2つ追加
インスタンスダンジョンや新機軸のPvPvEも登場
Episode 3.0では“龍界”の中央付近に,新たに「サルファン」と「ティアマランタ」というフィールド型の広域エリアが追加される。龍界ということで当然ハイレベル向けエリアなのだが,インスタンスダンジョンを中心とした,さまざまな新たなコンテンツが用意されているそうだ。
【広域エリア:サルファン】
龍界の北部に位置する広域エリア。煉族の支配下にあるエリアで,中央にある拠点「カマル」から放射状に広がる風道を使って,各地へ手早く移動できる。このエリアから,後述するインスタンスダンジョンへ行けるとのことだ。
【広域エリア:ティアマランタ】
龍界の中心部に位置する広域エリア。エリア内に4つある“根源”なるポイントを制圧することで,中央にある「ティアマランタの目」と呼ばれる別エリアへ侵入できる。根源は1フォース未満で攻略できるが,3時間ごとに制圧状況がリセットされ,龍族が再び占拠してしまう。ティアマランタの目の中枢には,PvEとPvPのエンドコンテンツがそれぞれ用意されているそうだ。
それ以外にも全ワールドにおける低~中レベルキャラクターを対象とした「ルーキーサーバー」や,「種族保護・対人補正」の撤廃など,見どころたっぷりのアップデート内容となっている。気になるEpisode 3.0の実装時期は「2012年の春」,「5月まで行かず,3~4月に実装できるよう調整中です」とのことだ。
「リネージュ」では「スリーサプライズ アップデート」が発表に
続いて,ベルサール汐留の別フロアにて行われていた,「リネージュ」のイベントについても紹介しよう。ここでは,2012年におけるゲーム内外の展開「スリーサプライズ アップデート」の内容が発表された。
【1】ゲーム内アップデート
具体的な日程こそ語られなかったが,2012年に予定されているゲーム内アップデートが一部紹介された。高レベル用の「変身」や,「ラスタバド」「象牙の塔」といった既存ダンジョンのリニューアルなどが明らかになった。詳しくはスライド画像を参照してほしい。
【2】美樹本晴彦氏によるイメージイラスト
リネージュのイメージイラストを,「超時空要塞マクロス」などで有名なデザイナー美樹本晴彦氏が手がけることが明らかになった。会場では君主のラフイラストが公開されたのだが,完成版は,来年の初旬から,公式サイトで順次公開予定とのことだ。
ちなみにイベント会場では,美樹本氏からのビデオレターが上映された。氏は,ハマってしまうのが怖くて最近はゲームで遊ばないそうなのだが,スタッフから話を聞くうちに,あらためて興味が湧いてきたとのこと。今までのリネージュファンにとって違和感がなく,それでいて自分らしいイラストでリネージュを表現したいと,意気込みを語っていた。
【3】日本独自コンテンツ
日本のリネージュのために,新たなコンテンツが実装されるという。今回紹介されたのは,日本の「戦国時代」をモチーフにしたエルフと侍のグラフィックスで,外見が段階的に変化していくという。レベル50代のキャラクター育成における,モチベーションの向上を期待して導入するとのことだ。 RMT