「Finding Neverland Online -聖境伝説-」大型アップデート「大いなる運命の始まり」
ベクターがサービス中の「Finding Neverland Online -聖境伝説-」（以下，FNO）は，「可愛い」「優しい」「楽しい」をキーワードにしたMMORPGだ。
今年5月の正式サービス開始以来，多くのプレイヤーから支持を集めているFNOだが，その人気の秘密は可愛らしく親しみやすいキャラクターと，協力プレイを前面に打ち出した内容，それらのベースとなるオーソドックスで誰にでも分かりやすいシステムにある。
そんなFNOで12月1日，大型アップデート「大いなる運命の始まり」が実装される。このアップデートでは新種族と新ジョブ，そしてレベルキャップ開放に伴う高レベルプレイヤー向けのマップおよびダンジョンが追加されるほか，待望の「ハウジング」システムも登場する。本記事では，それらの新要素をまとめて紹介していこう。
大きな身体に正義の心
近戦攻撃/防御ジョブ向きの新種族「ベアル」
「ベアル」は，クマのような大きな身体を特徴とする新種族だ。ほかの種族よりも素早さが低めだが，体力と筋力が高いので，近戦系の前衛ジョブに向いている。
ベアル族は，中国の奥地を思わせるような「ベアロン山脈」に暮らしている。この地は，切り立った断崖には吊り橋が掛かっていたり，荒い山道が続いていたりと，かなりワイルドだ。その一方で，岩肌には珍しい植物が群生していたり，村はアジアンテイストの建造物で構成されていたりと，どこか幻想的な雰囲気もたたえている。
新ジョブ「義賊」でルックスもバトルも
スタイリッシュに決めよう
新ジョブの「義賊」は，遠攻武器を駆使した遠距離からの物理攻撃を得意としている。そのため攻撃スキルの仕様は，基本的に遠距離攻撃が可能な武器を装備していることが前提だ。また，ジョブレベル60になると「ハンティングイーグル」を召喚するスキルを習得し，共に戦うこともできるようになる。
義賊のモーションやスキルエフェクトは全般にアグレッシブかつスタイリッシュなので，見た目にも爽快感が高く，プレイヤーの人気も集まりそうだ。
なお義賊のジョブ取得条件は，キャラクターレベル65/狩人レベル60/モンクレベル60となっている。
レベル60以上の高レベルプレイヤーは，
一挙に追加されたフィールド/ダンジョンで遊ぼう
今回のアップデートでは，レベルキャップが従来の60から65に引き上げられる。これに伴い，新たにレベル60以上のプレイヤーを対象とした3つのフィールドマップと，4つのダンジョンが登場する。ダンジョンはいずれも最大5人のパーティで挑むインスタンス形式となっている。
どれもモンスターの配置が少々意地悪で，1体を攻撃するとその周囲にいるモンスター数体がリンクして襲い掛かってくる……のみならず，立ち回りに注意しないとほかのモンスターの集団に感知されてしまうこともある。ダンジョン攻略にあたっては，1集団ずつ離れた場所におびき出して，しっかりと始末しながら進んでいかなければならないだろう。
●オーム林地（対象レベル61～63）
神秘的な景色が広がる森林地帯。上空には激しいエネルギーの流れが渦巻いており，その溢れた一部が地上に降り注ぐ。そのため，この地の動植物は，ホタル色の輝きを放つ。
・ダンジョン「大溶鉱炉」（対象レベル60）
オーム林地北東部にある錬金術の研究施設。灼熱の溶岩に囲まれた内部には，各種の怪しげな練金用大型器具が設置されているほか，長い年月をかけて蓄積した研究資料も保管されているという。まさにこの世界の“知恵の結晶”と言える施設だが，そこを守護するモンスターは肉体派が多いようである。
・ダンジョン「オームの母」（対象レベル61）
オーム林地の中心にある太古の巨木「オームの母」の内部に広がるダンジョン。外部と同じく神秘的な雰囲気に包まれている。ここに配置されたモンスターは，容赦なくプレイヤーに襲いかかってくるので，油断は禁物だ。中ボスおよびボスは蜘蛛型のモンスターなので，虫が苦手という人はそのあたりも覚悟して戦う必要があるかもしれない
●ユシーベルト（対象レベル62～64）
環を成して立つ巨大な水晶が特徴的な湖。拠点となる村は，原始的な建造物と色鮮やかなトーテムで構成されており，古代文明を思わせるところもある。なお，古くからこの土地で暮らしているという住民は，プレイヤーに大変友好的だ。
ちなみに現在，このマップにはダンジョンが実装されていない。
●カンク氷原（対象レベル63～65）
熱帯を思わせるユシーベルトとは一転して，雪に覆われた寒々とした山嶺。街には石畳が敷き詰められており，文化水準の高さを感じられるが，人家はまばらだ。フィールドのところどころにある遺跡にある武器や甲冑の残骸などが，この氷原の凄惨な歴史を物語る。
・ダンジョン「獣の風穴」（対象レベル63）
厚く堆積した雪と氷の層でできた洞窟。氷柱が立ち並ぶような過酷な環境に加え，内部は狂暴な魔獣達がひしめき合っているという危険な場所である。また，大雪と強風が洞窟の奥深くにある壁面のひび割れを通り抜けるため，巨大なうなり声のような音が絶えず響いている。細い通路の先にモンスターが待ち受けていることもあるので，慎重に進んで行こう。
・ダンジョン「氷結の深淵」（対象レベル64）
獣の風穴が自然に構築されたのとは対照的に，こちらは氷と鉄で築かれた要塞だ。その巨大な氷の壁は歴史の長さを物語っており，内部のモンスターも北欧神話などに出てきそうなルックスとなっている。最奥部で待ち受けているボスもドラゴンなので，いかにもファンタジーRPGという気分を味わえることだろう。
待望の「ハウジング」システム実装！
内装をカスタマイズして「パーティー」を開催しよう
今回のアップデートの目玉となるのが，最後に紹介する「ハウジング」システムだ。このシステムでは，レベル35以上のプレイヤーが「セヴィル城」「プレル草原」「ギルドタウン」のいずれかに，自分のルームを持つことができる。
ただし，ギルドタウン以外の場所では毎週賃料の支払いが発生し，またキャラクターレベルが高いほど賃料も高くなっていく。賃料の滞納が続くと，ルームが使えなくなるばかりか，後述する家具までも没収されてしまうので注意しよう。
ルーム内は，プレイヤー各自がゲーム内で購入した家具を自由に設置して，カスタマイズできる。フレンドやギルドメンバーをルームに招待することもできるので，ルックスやレイアウトにこだわって個性を表現したいところだ。
また，ルームには「パーティー」を開催できるという重要な機能がある。家具にはそれぞれ「華麗度」「快適度」「奇抜度」が設定されており，設置された家具全体のパラメータの合計値に応じて「ティーパーティー」や「点心パーティー」などさまざまな種類のパーティーを開ける。
パーティーは，そのルームに3人以上のプレイヤーが揃ったときに，1日1回，別途ゲーム内で購入する専用アイテムを使うと開催できる。参加プレイヤーは，パーティーの種類に応じて経験値獲得ボーナスや各種防御力アップなどのバフ効果を一定時間得られる。つまり，ダンジョン攻略などの前に，皆で誰かのルームに集まってパーティーを開催すると，非常に効果的というわけである。
もちろん，高いパラメータを必要とするパーティーほど高いバフ効果を得られる傾向にあるので，家具の組み合わせもきちんと考えた方がいいだろう。
またパーティーに参加しているプレイヤーのキャラクターレベルや人数に応じて，そのルームの持ち主の「人気度」が上昇する。人気度が高いプレイヤーにはさまざまなプレゼントもあるので，上手に利用してゲームをより有利に進めていきたい。
冒頭でも説明したとおり，サービス開始以来，高い注目を集めてきたFNOだが，今回，ハウジングシステムという新たなカスタマイズ/コミュニティ機能が加わったことで，より人気が高まりそうだ。新種族/新ジョブや高レベルコンテンツと合わせて，ぜひ多くのプレイヤーに楽しんでほしい。
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