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郷原氏は取材に「以前から知事という職に興味や関心はあった


郷原氏は、九州電力玄海原発の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、第三者委員会の委員長に就任し、九電や佐賀県の古川康知事を激しく批判。民主党の小沢一郎代表(69)の資金管理団体「陸山会」による政治資金規正法違反事件では、一貫して特捜部の捜査を批判してきた。

 関係者によると、民主党幹部が数日前に郷原氏に出馬を要請。FNO RMT郷原氏は取材に「以前から知事という職に興味や関心はあった」と話した。

 府知事選をめぐっては、橋下徹知事(42)が21日にも辞表を提出し、大阪市長選にくら替え出馬する方向で、橋下氏率いる地域政党「維新の会」は幹事長の松井一郎氏(47)を擁立する見通し。民主、自民、公明3党は相乗りしてでも、維新の会を阻みたい考えだ。

 郷原氏は松江市出身で東大理学部卒。サラリーマンを経て、独学で司法試験に合格。東京地検特捜部検事、長崎地検次席検事などを経て、2006年に退官。弁護士登録した。法務省の「検察の在り方検討会議」委員にも就任している。

 選挙プランナーの三浦博史氏は「郷原氏が3党の統一候補となれば有利で、松井氏は苦しくなる。ただ、郷原氏の大阪での知名度はイマイチなうえ、小沢擁護の論調は世論と逆行しており、自民、公明両党は乗りにくいのでは。民主、自民両党がそれぞれ独自候補を立て、雌雄を決することになるのではないか」と話している。
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