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水抜きを検討AION RMTする台風12号の土


せき止め部分の一部に穴があき、水が漏れているとみられ、決壊を引き起こす危険もあるとして、土砂災害の専門調査チームが分析を進めている。 他に決壊の危険があるのは、奈良県十津川村栗平、同村長殿(ながとの)の2地区。水量は2004年の新潟県中越地震で最大だったダムの5倍。水量と、せき止め部の高さ約120メートルは戦後確認された中で最大規模という。(2011年9月9日14時56分  デイリー新聞)。整備局はブイから衛星経由で送られてくる水位データの確認や、AION RMT下流2・5キロ地点に設けた監視カメラ映像の分析を続けている

 すでに水位観測を始めた奈良県五條市大塔町赤谷地区と合わせて決壊の恐れがある4か所すべてで監視を強める。 8日午後5時に11・25メートルだった水位は9日午後1時現在、10・80メートルで45センチ下がった。台風12号により、川がせき止められてできた土砂崩れダム(9日午前10時20分、奈良県十津川村栗平で、デイリーヘリから)=守屋由子撮影台風12号により、川がせき止められてできた土砂崩れダム(9日午前10時、奈良県五條市大塔町赤谷で、デイリーヘリから)=守屋由子撮影台風12号により、川がせき止められてできた土砂崩れダム(9日午前10時11分、奈良県十津川村長殿で、デイリーヘリから)=守屋由子撮影台風12号により、川がせき止められてできた土砂崩れダム(9日午前10時43分、和歌山県田辺市熊野で、デイリーヘリから)=守屋由子撮影 台風12号の豪雨災害で、国土交通省近畿地方整備局は9日、和歌山、奈良両県内で土砂などが川をせき止めてできた「土砂崩れダム」について、和歌山県田辺市熊野(いや)地区など3か所に水位を観測するブイやカメラを新たに設置する。 整備局は8日夕、4か所で最も大きい約1300万立方メートルの水がたまっている赤谷地区にヘリコプターで観測用ブイを投下した。前田国交相は同日、閣議後の記者会見で、「危険度が高いところは(ダム湖の)水を抜く作業も検討したい」と述べた

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