アラド戦記がニコニコ生放送に殴り込み!
先日のアップデートで新職業“男格闘家”が実装された「アラド戦記」だが、今回はなんと同ゲームのCMキャラクターであるタレントの出川哲朗さんが、この“男格闘家”を使って「アラド戦記」デビューを果たした。全4回の放送を通してこの“男格闘家”を育成していき、最終的に出川さんの分身とも言うべきこのキャラクターが一般のプレイヤー100人と連続で闘い抜く「100人組手」に挑戦するという画期的な企画だ。
なお、このプレイの模様はすべて動画投稿サイト「ニコニコ生放送」と「Ustream」でリアルタイム配信された。記念すべき第一回目の今回は「~出川の男格闘家育成日記 男格闘家プロへの道~」の模様をレポートでお届けしよう。
出川さんの衣装は、なんとこの日のためにネクソンが特注で用意した“男格闘家”のコスチュームだ。これを身にまとって気合い十分の出川さん。「この衣装のためにも負けられない!」と大いに闘志を燃やしていた。
栄えある第一回の司会進行役はモデルの赤井沙希さんが務め、「アラド戦記」初心者である出川さんの指導兼サポート役は、トッププレイヤーの“あー君”と“NoX”のお二人が担当した。
この企画のために「アラド戦記」のプレイは止められていたという出川さんのため、まずは“あー君”指導の下、基本的な操作方法から学んでいくことに。
なお、今回出川さんが使用する“男格闘家”は、徒手空拳による華麗で素早い格闘術が武器のキャラクター。すでに実装されている“女格闘家”と比べると、足技が主体のためリーチが長く、敵の攻撃にも打たれ強いという特徴を持っている。動きもじつにスピーディで初心者にも扱いやすいキャラクターと言えそうだ。
敵を蹴り上げてさらに追撃を加えたり、掴んで膝蹴りを叩き込んだりと、まるで格闘ゲームのようなスキルが揃っている。
“男格闘家”のスキル習得はこの“静月”というキャラクターに話しかけて行う。彼女は“男格闘家”の師匠なのだ。
出川哲朗47歳、「アラド戦記」に挑みます!!
いよいよ出川さんの「アラド戦記」初プレイがスタート! まずは“あー君”が指導係となり、画面上に表示されている数値の意味や、基本的な操作方法を丁寧に解説していく。
操作方法に続いては、1対1での実戦訓練。ここでなんと出川さん、開始と同時に不意打ちまがいの一撃をお見舞いして“あー君”の先手を取る。「先生、油断してましたね(笑)」と、してやったりの表情で語る出川さんに、“あー君”もちょっと本気モードに。この後は“あー君”が実力の片鱗を覗かせ、出川さんをボコボコに。わずか30秒と持たずに“あー君”の圧勝で決着した。
プレイ中は常に「逃げろ! 逃げろ! 逃げろ!」、「オラオラ! そこだ!」と、わかりやすいリアクションで実況プレイを盛り上げる出川さん。さすがは日本一のリアクション芸人!
続いてはもうひとりの指導係である“NoX”が、バックステップやダッシュといった応用的なバトルテクニックを伝授。出川さんの飲み込みも早く、初戦のような棒立ちや、ひたすら逃げ回るだけといった動きとは明らかに違う、タクティカルなアクションを披露して見せたが、いざ“NoX”との1対1となると、簡単に追い詰められてしまった。さすがに相手はトッププレイヤーだけあって甘くはないようだ。
放送中はハッシュタグ(#otokodegawa)で寄せられた視聴者からのツイートも紹介された。「出川さん大好き!」という直球なツイートには「そりゃまた嬉しいですねぇ!!」と大喜びする出川さんだったが、直後に発言者が男性と判明し、ガックリうなだれる一幕も。
指導の甲斐もあり、次第に連続技なども使いこなせるまでに上達してきた出川さん。次なるトレーニングは、トッププレイヤー両氏と協力しながらのダンジョン探索となった。さすがにこれは少し荷が重いのでは? と思いきや、初遭遇のモンスターにも気後れすることなく次々と倒していき、ついには最深部のボスまで撃破。同伴したお二人も驚くほどの急成長ぶりで、「本番に強い男・出川」を存分にアピールして見せた。
これまでの成果を試す総仕上げのタイマンバトルは、予想を遙かに超えた展開に!
ダンジョンを無事突破した出川さん。本日最後の課題は、今日一日の成果を試すべく“NoX”との本気バトルを行うことに。ただし、普通に戦っては出川さんに勝ち目はないので、ハンディキャップとして“NoX”は開始から2分間、一切の攻撃禁止。さらに負けた方は罰ゲームというルールで勝負することとなった。それでも「負けることはまずないので大丈夫です」と余裕の“NoX”に対し、出川さんは「上等だよ! それなら遠慮なくやっちゃいますよ」と、こちらも自信満々の表情。
注目の対決がついにスタート! とここで、攻撃禁止のはずの“NoX”が掟破りの先制攻撃をお見舞い。これには出川さんも「ちょっと! 汚いよ!」と猛烈に抗議するが、単なるコントローラーの設定ミスとわかりノーカウントでプレイ続行。ダッシュやバックステップを駆使して華麗に逃げ回る“NoX”と、これを猛追してじわじわとHPを奪っていく出川さん。しかし決定打を与えられないままに“攻撃禁止”の2分が過ぎ去り、いよいよ“NoX”も反撃を開始する。
しかし、対する出川さんも相打ち覚悟の玉砕戦法で応戦し、勝負はまったくの互角となる。それでも最後は“NoX”がトッププレイヤーの底力を見せつけるはず、と誰もが信じて疑わなかった……が、なんと僅差で勝利を手にしたのは出川さんであった!
出川さん本人ですら予想外の展開に、思わず「先生! なんで負けちゃってるんですか!!」と、出川さんも本気のツッコミ。どうやら“NoX”は最初のハンディだけでは、まだ出川さんが不利だろうと考え、あえて武器や防具を身につけず、ギリギリの勝負での勝ちを狙っていたが、出川さんの上達の早さは完全に誤算だったらしく、最後は自ら外した装備の差で押し切られてしまったようだ。
注目の罰ゲームは、出川さんが「アラド戦記」のCMで見せていた、頭からパンストをかぶって“変顔”を披露するパンスト芸に決定。この芸のスペシャリストを自負する出川さん自身の手で罰ゲームは執行された。
「普通に引っ張ると簡単にスッポ抜けるからコツがいるんですよ」とパンスト芸のテクニックを伝授する出川さん。ここでは指導係の立場が逆転していた。
こうして約1時間に渡る生放送は終了。最後は予想外の幕切れとなったが、ニコニコ動画では約3万2千人、USTREAMでは約1万2千人の視聴者数を記録し、幸先のいいスタートを切ることができた。
「アラド戦記」の世界で“男格闘家”として歩み出した、ゲーマー・出川哲朗さんの活躍をこれからもぜひ応援してもらいたい。なお、次回放送は7月17日(日)17時30分からの予定となっている。
ショートインタビュー
放送後、出演者の皆さんにショートインタビューをお願いしたので、その模様を紹介しよう。
――生放送お疲れさまでした。まずは今回初めて「アラド戦記」を遊んでみての感想を教えてもらえますか?
出川さん:最後は先生に勝てたということでメッチャ楽しかったです! 最近はあまりゲームで遊ぶことがないので、久しぶりにやってみて「やっぱりゲームは面白いな」って思いましたね。
――今回の生放送の出演依頼を聞いたときの心境を教えてもらえますか?
出川さん:最初に出演依頼が来ているって聞いて、「自分は(「アラド戦記」を)やったことないけど大丈夫なの?」って思わず聞き返しちゃいましたね。でも、初心者でも大丈夫ですって聞いてとても安心しました。
赤井さん:私は家庭用ゲーム機ではよく遊んでいたんですけど、オンラインゲームはあまり経験がなかったので、最初はちょっと不安でした。でも、今回出川さんがプレイしているのを間近で目にして、面白そうだなって興味が湧きましたね。
――赤井さんは家庭用ゲームを遊ぶということですが、どういうゲームを遊ばれているんですか?
赤井さん:今は「戦国BASARA」や「ペルソナ」のシリーズにハマっていますね。あと「FF」シリーズも好きですよ。
――初めてネット配信による生放送を体験したことになると思いますが、やはりテレビ番組とは違った緊張感がありましたか?
出川さん:いや、緊張というよりも、これが本当に流れているのか実感が湧きませんでしたね。でも、あとで聞いたら4万5千人くらいの人達が僕たちの番組を観てくれていたようで、とても感謝しています。
――出川さんがもし他の芸人さんたちと「アラド戦記」で対戦するとしたら誰とやってみたいですか?
出川さん:やっぱりゲーム好きで知られる“よゐこ”の有野ですかね。僕自身、彼とも仲がいいし、彼も「ゲームセンターCX」っていうゲーム番組をやってますからね。彼がどれだけゲーマーなのか確かめてみたいです。あとは“キャイーン”の天野くんも、仲間を集めてゲーム大会とかやってるみたいですから、彼ともやってみたいですね。
――今回は残念ながら出川さんの罰ゲームでのリアクションが見られませんでしたが(笑)、何か罰ゲーム用にネタを考えてきたりしていたんでしょうか?
出川さん:いや、そういうことは一切考えていませんでしたね。もうその時に笑いの神が降りてくることを願うしかないので。放送中も言いましたけど、あのパンスト芸は引く人のテクニックがとても重要なんで、“NoX”先生は僕に感謝してもらいたいですね(笑)。
――今回、指導係として出演した“あー君”と“NoX”にお聞きしますが、プレイヤー視点での出川さんの評価を教えてもらえますか?
あー君:それは最後の戦いが物語っているんじゃないかと思います(笑)。「アラド戦記」は確かに奥深い面もありますけど、始めたばかりの初心者に世界大会にも出場しているトッププレイヤーが負けることはそうそうないので、やはり出川さん自身のゲーマーとしての資質が高かったんじゃないでしょうか。
NoX:最後の戦いで出川さんの攻撃はすべてかわしてやろうと思っていたんですけれど、それでも数発もらっちゃいましたからねぇ。予想外な結果になって、出川さんのお株を奪ってしまい、本当にスイマセンでした(笑)。ただ、出川さんは最後になって本当に動きが良くなっていたので才能はあると思いますよ。
――出川さんは今後の課題をどうお考えですか?
出川さん:攻撃のしかたはだいぶわかってきたので、あとは回避テクニックを磨くことですね。僕もまさか今日一日で“NoX”先生に勝てるとは思わなかったですけど、結果的に番組のほうも盛り上がったようなので良かったのではないかと。
――百人組手に対する意気込みを聞かせてもらえますか?
出川さん:今回で自信が確信に変わりましたね。もう世界レベルのチャンピオンを倒せたので、百人抜きも楽勝だと思いますよ(笑)。そして百人抜きを達成した暁には、自分が「アラド戦記」の日本代表になろうと思います!
――最後に、百人組手に参加するプレイヤーの皆さんへメッセージをお願いします。
出川さん:腕に憶えのある人、ぜひ来て下さい。すごいイヤらしい言い方をすると、本当に腕に自信がある人は90番目くらいの後ろのほうに、初心者の方は最初の方にエントリーしてください。番組っていうのは皆で作るものですからね(笑)。
――よく分かりました(笑)。百人組手を楽しみにしています。