コーエー,「GAMECITY」へのEV SSL証明書やサービス中の各MMOタイトルへのワンタイムパスワードを2010年春より導入
コーエーは,同社が運営する総合ポータルサイト「GAMECITY」へのEV SSL証明書と,サービス中のMMORPG「信長の野望 Online」(PC/PlayStation 2)「大航海時代 Online」(PC/PlayStation 3)「真?三國無双 Online」「三國志 Online」に,携帯電話ブラウザを使用するタイプの,「ワンタイムパスワード」を,2010年春より導入すると発表した。
EV SSL証明書は,フィッシング対策に効果的なWebサイトのセキュリティシステムで,EV SSL証明書の導入されたWebサイトへ行くと,IE7などブラウザのアドレスバーが緑色に表示されるようになる。
GAMECITYは,業界でも定評のあるベリサインのEV SSL証明書を導入することで,サービス中のMMORPGの料金支払いや拡張パック購入時など,アカウントへアクセスする際に入力するIDやパスワードの漏洩を防ぐセキュリティを強化したというわけだ。
さらに,サービス中のMMORPG各タイトルに「ベリサイン アイデンティティプロテクション(VIP) オーセンティケーションサービス」のワンタイムパスワードを導入する。サービス料は105円(税込)/30日(予価)の予定で,利用を任意に選択できるオプションサービスとして提供される。
ちなみに,スクウェア?エニックスがサービスしている「ファイナルファンタジーXI」(PC/Xbox 360/PlayStation 2)では,キーホルダータイプのトークンでパスワードを発行(関連記事1),ゲームオンがサービスしている「RED STONE」「新?天上碑」(関連記事2)(関連記事3),ガンホー?オンライン?エンターテインメントの「ガンホーゲームズ」が提供する各タイトルでは,携帯アプリによるワンタイムパスワード発行といったサービスが行われる(関連記事4)ことは,以前お伝えしたとおり。
今回コーエーが行うのは,携帯ブラウザを利用するタイプなので,その意味では業界では初となる。通常の携帯ブラウザならばそのまま利用できるため,基本的に対応キャリアはすべてということになる。
また,携帯サイトの利用できないiPhoneなどのスマートフォン向けには専用アプリケーションが提供されるので,対応していないキャリアだから使えないとか,iPhoneだからサービスが利用できないといったことにはならないようなので,可能な限りこのサービスを利用しよう。
なお,「信長の野望 Online」のEV SSL証明書については,Windows版のみが対応となるので注意してもらいたい。
信長の野望 RMT