ゲームボーイアドバンス版「信長の野望」の特徴
2001年9月28日に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト。サブタイトルは付いていないが、『武将風雲録』をリメイクしたものである。
オリジナルと比較すると、次の点が異なる。
- 登場人物の顔グラフィックが『烈風伝』?『嵐世記』などの風雲録以降の作品から流用している(織田信長だけはGBA用に新たに描き下ろされたもの)
- 従来は隠れシナリオだった「本能寺の変」が初めから選択可能
- 全6本のショートシナリオで最大4人までの通信対戦プレイが可能
- 対戦用シナリオ
- 宿敵を倒せ
- 金を貯めろ
- 兵を集めろ
- 領国を盗れ
- 京を目指せ
- 信長を討て
- 後の作品に準じて、名義が変更された武将がいる(金上遠江守→金上盛備など)
- ごく一部の武将が、別人に差し替えられている(高力清長→本多正純など)
- 武将の略歴を見られる「列伝」の追加(ほとんどが『烈風伝』などからの流用、『風雲録』にしか登場しない人物については文章がやや稚拙)
- 輸送が隣接国以外にも行えるようになった
信長の野望DS2
2008年7月31日に発売された。『武将風雲録』がベースになっているが、東北地方の国割りが細かくなっていたり、武将の能力値が変更されていたりするのをはじめ、オリジナル版からさまざまなアレンジが施されている。
武将顔グラフィックは同じくニンテンドーDS用ソフト『信長の野望DS』と同様に『天下創世』や『革新』などのグラフィックが使用されている。シナリオは従来のもの以外に1561年開始のシナリオ「飛躍の時」および世代を超えて武将が集まる1557年開始の架空シナリオ「群雄集結」などが存在する。
その他の新要素としては、各大名家に固有の戦術が3つずつ設定された。また技術を200以上に上げることで各国に固有の技法を獲得でき、技法を組み 合わせることで3つまで戦術を設定し、固有のものと合わせて一大名家で最大6つの戦術を持つことができる。同様に文化を75以上に上げることで各国に固有 の特殊効果が得られる。さらに文化を100にすることで効果が領国全体に及ぶようになる。
さらに短時間でのプレイのための「群雄争覇モード」が搭載されており、クリアすることでスペシャル武将や武将を強化することのできる宝玉を獲得できる。オリジナル版に出てきた武将はほとんどが登場し、さらに追加された武将もある。ただし宮本武蔵など剣豪武将や、朝倉宗滴などはスペシャル武将として提供される形になった。また、毛利秀就など削除された武将も少数いる。
スペシャル武将はWi-Fi通信を行うことや『国盗り頭脳バトル 信長の野望』とワイヤレス通信を行うことでも獲得できる。この場合、生年設定は史実に沿ったものではなく、登場させた時点で成年(20~30歳前後)している扱いになる。スペシャル武将は、ゲーム開始時はもちろん、途中から出現させることもできる。
浅井久政?長政父子によるチュートリアルも搭載されている。
従来からの主な変更点
- 陸奥が陸前、陸中、陸奥。出羽が羽前、羽後。陸前が岩代、磐城に分割。南部氏、安東氏、相馬氏、津軽氏(シナリオ4のみ)が大名として追加された。
- 以下のシナリオが追加された。
- 1561年 飛躍の時
- 1557年 群雄集結 - 架空シナリオ。武将の寿命がない
- 1572年 夢幻大転封 - 架空シナリオ。ゲームクリア後出現
- シナリオ「本能寺の変」が、明智氏滅亡後の「覇王の後継者」に変更された。ただし、年代設定が間違っており、1582年1月開始になっている。
- 通常の褒美は従来金額を自由に決められたが、金50に固定された。
- 内政